船橋・憲法を生かす会主催の市民公開講座「同一労働同一賃金」と非正規労働の課題が高根台公民館で開かれた。
講師は、なのはなユニオンの鴨桃代さん、政府が今国会に提出するとされている法案について、国が示したガイドラインを基に「同一労働同一賃金」についての政府の考え、労働組合の課題などについて講演があった。
政府のガイドラインは、正規雇用労働者と非正規雇用労働者の不合理な待遇差の解消を目指すとしている。
どの程度の解消をめざすのか。現状は正規雇用労働者の非正規雇用労働者賃金は5割り、女性では4割りとなっている。ガイドラインでは欧州制度の実態(8割り)を参照しとしているが、欧州と日本では賃金制度に大きな違いがある。ガイドラインでは賃金制度を改革する姿勢がないと批判。
欧州制度の「同一労働同一賃金」は、個人が行う労働(職務)が同じならば同じ賃金が原則、日本では、年齢や性別、勤続年数、能力など労働者の属性を基準とした「職能給」が基本。
ガイドラインでは、欧州制度を参考・検証としながら、結論は各々の国の労働市場全体の構造に応じた政策となっていると批判。
「同一労働同一賃金」は、本来労働組合が率先して取り組まなければならない課題。安倍政権の
「同一労働同一賃金」は、その中身に実効性があるかどうかより、40%の非正規労働者に向かって「私はやっている」という宣言である。労働組合が安倍政権批判を繰り返すだけであれば、非正規労働者の心はつかめないと指摘した。
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posted by 浦田秀夫 at 10:40| 千葉 ☀|
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