梅雨入りし、朝から雨が降っています。
通信の配布ができないので、白井聡著の武器としての「資本論」を読み始めました。
著者は「はじめに」で、「資本論」のすごいところは、一方で国際経済、グローバルな資本主義の発展傾向というようなスケールの大きい話に関わっていながら、他方で、きわめて身近な、自分の上司がなぜ嫌な態度を取るのかというような非常にミクロなことにも関わっていることです。そして、実はそれらがすべてつながっているのだということも見せてくれます。
今、世の中に出ているマルクス入門、「資本論」入門といった本を読んで、このすごさが生き生きと伝わってくるものが見当たりません。だから、「資本論」の偉大さがストレートに読者に伝わる本を書きたいと思いました。と述べています。
「包摂」という難しい概念が出てきますが、映画「男はつらよ」を引用し解説しています。