2017年10月07日

ノーベル平和賞、ICNが受賞

 今年のノーベル平和賞が核兵器禁止条約成立に貢献した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)に与えられることになった。
 ノーベル委員会のライスアンデシェン委員長はは受賞理由について「核兵器の使用がもたらす破壊的な人道面での結末を人々に気づかせ、条約に基づく核兵器禁止の実現へ画期的な努力を重ねてきた」と説明し「今年の受賞は核軍縮に取り組む全ての人々に捧げるものだ」と語った。
 また、委員長は、核・ミサイル開発を続ける北挑戦に触れ「核兵器が使われる危険はかってなく高まっている」との認識を示し、条約には核保有国やその同盟国が参加していないことも言及し、こうした国々が世界に残る核兵器をすすめるよう具体的な行動を強く促した。
 さらに、ICANは「広島と長崎の被爆者や世界中の核実験による被害者が、証言や主張を通じて画期的な条約成立を助けてくれたことをたたえるものです」との声明を出したと報道されている。

 船橋市議会第3回定例会に提出した核兵器禁止条約への参加を日本政府に求める意見書は、10月5日の最終日、市民共生の会、共産党、民進党が賛成したが、自民党・保守会派、公明党とが反対し否決された。
 船橋市は核兵器廃絶を求める「平和都市宣言」を行っている。議会がこの意見書を否決したことは、日本政府と同様、まったく恥ずかしいことだ。

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posted by 浦田秀夫 at 10:18| 千葉 ☔| Comment(0) | 国際政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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