東京電力柏崎刈羽原発の再稼動を争点とした新潟知事選挙で、再稼動に慎重な姿勢を示している米山隆一氏(社民、共産、自由推薦)が与党の自民、公明が推薦した森山民夫氏を破って当選を果たした。
この選挙結果は、政権が進める原発再稼動政策に大きな打撃を与えただけでなく、次の衆議院選挙にむけた野党共闘を大きく前進させる契機になるものだ。言いたい放題、やりたい放題の安倍政権に一矢を報いるものだ。
自主投票の民進党は、投票日直前に米山氏の推薦を決めたようだが、民進党支持者の8割以上が米山氏に投票しており、民進党とその支持者、新潟県民の意識に大きな乖離があることが明らかになった。
夏の参議院選挙、今回の知事選挙と連続して野党共闘の候補者が勝利した。沖縄に続く、オール新潟の県民の皆さんの戦いに敬意を表したい。