リオデジャネイロオンリンピックが、今日閉幕した。日本選手は、今回のオリンピックで金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個を獲得した。メダルを獲得した選手やメダルには届かなかったが、悔いの闘い、全力を尽くした選手の皆さんに心から敬意を表したい。
金メダルを取れなかった選手がインタビューで、「違う色のメダルが取りたかった」とか「次は違う色のメダルを取りたい」と述べていた。もちろん本人の悔しさと次回の決意を述べたものでそれ自体は問題はない。また、銅メダルを取った選手が「すみません」と謝罪する場面もあった。
そうした中で、「銅は金と同じと書く」と述べた選手がいた。その選手にとっては銅は金と同じ価値を持つものだ。そう思った選手は多分もっと他にも大勢いるはずだ。
悔いのない、全力を尽くした選手にとっては銅や銀、いやメダルを取れなかった選手にとっても金と同じ価値を持つものだ。
東京オンリンピックは金メダル至上主義、国威発揚のためのオリンピックではなく、選手一人一人にとって価値のあるオリンピックになることを期待したい。