2010年11月27日

無法な北朝鮮の延坪島砲撃事件、事態の政治的解決を

 1123日、韓国が領海とする延坪島に、北朝鮮が砲撃を加え、韓国側に民間人を含む死傷者を出した。民間人が居住する島への無差別の砲撃は、朝鮮戦争の休戦協定はもとより、国連憲章にも、北朝鮮自身が当事者である南北間の諸合意にも反する、無法な行為である。

 この砲撃を契機に今、朝鮮半島黄海領域は軍事的緊張に包まれている。事態がこれ以上悪化しないよう関係各国が外交・政治的解決に向けた努力を行なうよう求めたい。

 朝鮮半島の人々は平和を希求し、軍事衝突の回避を願っている。なぜなら38度線で分断されているが朝鮮民族は一つであること。仮に戦争になれば朝鮮全土が火の海になり勝者も敗者もないことを充分承知しているからだ。

 現在、6カ国協議をはじめとした対話と交渉が中断される中、黄海での韓・米の度重なる軍事行動が行われ、他方「先軍政治」路線をとる北朝鮮の対応が今回の事態の引き金となった。

 中国も中止を求めてもいる黄海で行われる明日からの米韓の大規模な軍事演習は、不測の事態を誘発する恐れがあり中止すべきである。

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posted by 浦田秀夫 at 18:37| 千葉 ☀| Comment(0) | 国際政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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