習志野演習場における火薬庫建設について、18日防衛省から市に対して情報提供があった。今回の情報提供は、周辺住民へのお知らせについて、防衛省北関東防衛局の職員が習志野演習場に隣接する町会・自治会の地区連会長へ直接赴き説明することや「習志野演習場周辺の皆様へ・火薬庫建て替えのお知らせ」の文書である。 周辺住民への説明会は開催せず、習志野演習場に隣接する町会・自治会の地区連会長への説明で済ませようとしているようである。
「火薬庫建て替えのお知らせ」文書は、「万全の安全対策」として7項目を上げているが、抽象的で普通の市民には判りづらい内容になっている。
防衛省の安全対策の内容は次の7項目
@火薬庫に保管する信管と爆薬は、別々の火薬庫へ保管します。また、信管と爆薬が単体で作動することはありません。
A保管する火薬類は、振動等で簡単に荷崩れを起こすようなものではありませんが、万が一荷崩れが発生したとしても、荷崩れの落下衝撃で爆発することはありません。
B火薬庫には避雷設備を備えるとともに、庫内の温湿度を管理して静電気を防ぐ等、火薬類を最適な状態で管理しております。
C保安距離(火薬庫から付近の物件までの距離)は関係法令の規定以上の距離を演習場内に確保しています。
D火薬庫の構造や壁の厚さ及び周囲の土堤等は関係法令の規定に適合するものです。
E完成後は、関係法令に基づく検査を受検します。
F火薬庫周辺に内策を設置し、自衛隊が24時間態勢で直接人員を配置し警備を行ないます。
防衛省は、火薬庫の設計図面や設置場所の正確な位置を示す地図、火薬の種類や砲弾の数・量など具体的な資料を提示し、住民に直接説明すべきである。
2009年12月19日
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